遠刈田エリア
山の暮らしと温泉
ー温泉と高原の産業ー
蔵王山東麓の遠刈田温泉と七日原高原を中心とする遠刈田工リアは、蔵王火山と山麓に暮らす人々の営みが接するエリアです。
温泉が湧き出す遠刈田では段丘面上に温泉街が形成され、江戸時代の後半には庶民による蔵王参詣の拠点となり、近代以降は蔵王の山岳観光の拠点として賑わってきました。また、蔵王山麓の豊かな森林は古くから木地師(木材を使って盆や椀、こけしなどを作る職人)たちの活躍の舞台となり、開拓の進んだ現在は酪農や高原野菜の栽培が行われています。