蔵王ジオパーク構想の見どころ
ジオパークでは、大地の営みを体感できる場所や地域の宝を楽しめる場所を『ジオサイト』と呼び、見どころとしています。
蔵王には、地質遺産や自然、歴史・文化など多種多様な地域資源があり、その資源を体感することのできる多くのジオサイト候補地がありますが、まだまだ上手に生かしきれていない資源や解明されていない謎も数多くあります。
それらが、今後ますます楽しめる地域の宝ものになるよう、新たな発見や磨き上げに取組んでいくことが求められています。
皆さんの手で、蔵王の宝ものたちをにさらに輝かせていきましょう。
蔵王ジオパーク構想エリアマップ
各エリアの見どころ
蔵王火山エリア
遠刈田温泉エリア
松川エリア
青麻山エリア
円田盆地エリア
蔵王火山エリア
蔵王火山は、日本列島の基盤でもある花崗岩の上で、約100万年前から活動をはじめました。
蔵王火山には、この約100万年の間に起こったさまざまな大地の営みの痕跡が、数多く残されています。
遠刈田温泉エリア
蔵王連峰の東側の麓(ふもと)に位置する遠刈田温泉の地下には、およそ2000万年前以降に活動した海底火山の噴出物が眠っています。遠刈田温泉では、その当時の海水成分を含んだ温泉がこんこんと湧き出でています。
松川エリア
蔵王連峰が育んだ水の流れがつくった松川。その流域では、水と関わり続けてきた人々の暮らしや先人達の知恵が息づいています。
青麻山エリア
青麻山は、およそ10万年という、火山としては比較的短期間に形成された特徴的な成層火山です。
西側に位置する蔵王連峰とも、深い歴史的関わりを持つ火山です。
円田盆地エリア
円田盆地は、かつて白石市北部から青麻山をすっぽりと囲い、円田盆地に至るほどの巨大なカルデラ、「白石カルデラ」の中にありました。
現在、田園地帯が広がるこの地域には、かつて大きな湖が存在していました。